ひろしゃま

地域の支えの中で美味しいみかんづくりに励む

ひろしゃまvol.5-2

お話をしていただいたのは

  • 小池忠信(こいけ農園)

―大崎上島へ移住しようと思ったきっかけは?―

 「何でここにいるんだろう。考えてもわからない。大崎上島を目指してきたわけではなく、気付いたら住んでいたという感じかな。移住先を探して他の島をターゲットにしてたけど、ふと『広島の離島』に目が留まったんよ。来てみたら、意外に良くて。橋がかかってないせいかな?」たまたま誘われていった飲み会で出会った方と仲良くなり、仕事や住むところも紹介していただいたという。
 3年もいられるというのは、面倒見の良い、いい人が島に多いからだろう。と移住するきっかけを話す。移住して農業をやっている人は結構いて、交流会も多い。「なんだか、いい仲間が多いね。」と移住者にとっては情報交換できる場が非常に大切だとも語る。

―大好きな、おいしいみかんを育てたい―

 ものづくりをしたいという思いがさらに具体的なものになっていった。
 来島1年目は、選果場の作業員として働きながら農業の基本を学んだ。その仕事を通じて出会った畑を引き受け農家となった。なぜ、みかんを育てることになったのかと聞くと「僕は、みかんが大好きなんだよ。」と少し表情が柔らかくなり、続けて「『美味しいみかんを食べたい』という一心よ。美味しいみかんができたときには、作ってよかったぁと思うよ。」特に美味しいと思ったのが『いしじ』というみかんだったそうで、「今育てているのは基本的に『いしじ』とレモン」だという。みかんは天候によって味が左右される。「自然が相手なので大変。天候だけでなく、虫にも気を配らなくちゃいけない。手をかけた分だけ収穫につながるし、美味しいものができる。」
大変さの中にも魅力を語ってくれた。

―最後に移住希望者へのアドバイスは?―

 「やっぱり来てお試しで住んでみる事をおすすめするね。ここを目指してくる人に限って意外に居つかない。来てみて、本当に“良い”と思えるか、五感で感じて欲しい。ご縁もあるから。」
 仲間との飲み会やバーベキューなども企画する。島の方々との交流も島での暮らしを楽しむ大切な時間なのだろう。住む前と住んだ後のギャップは特にないという。住む前から過度な期待をするのではなく、一つ一つの出会いを大切にされてきたことが現在のライフスタイルを満喫できる一つの要因になっているように感じた。移住して3年目を迎える小池さんは、今日も大好きなおいしいみかんを作ろうと静かに情熱を注いでいる。

地域の支えの中で美味しいみかんづくりに励む
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取材したのは

  • 妹尾奏子(広島ノルディックウォーカー)
  • 反岡和宏(--)
  • 前田智子(--)