ひろしゃま

動き出した時計の針“わさまち通り商店街”

ひろしゃまvol.6-2

お話をしていただいたのは

空き家活用は掃除から

2016年春、10年以上の時間をかけて交渉してきた空き家(旧香川旅館)のリノベーションが実をむすぶ。曜日でシェフと献立が変わる〝TSURUYA〞がわさまち通り商店街にオープンした。「空き店舗の復活のためにまずやったことは、空き家から不要な物を片付けること。きれいになっていくうちにイメージがわいて〝こうしよう〞ということが動きだす。空き家はやることを決めてから掃除するのではなく、きれいな状態にして新たなチャレンジができる舞台として準備することが大切。」と堀田さん。TSURUYAではチャレンジする人を募集しているそうだ。

〝酒蔵の復活〞が描く大朝の未来

 いま、堀田さん達が力を入れている取り組みのひとつが〝酒蔵の復活〞だ。「お酒は地域の人にも、外の人にとっても魅力的なテーマ。地域の宣伝にもなるし、特産品も生まれる。何より地域の誇りになる。」と堀田さんは熱く語る。酒蔵は来年の営業開始を目指して現在『北広島やまなみ果実酒どぶろく特区』の許可を視野に入れている。お米作りから酒造りに参加できるプランも計画しているそうだ。「田んぼに都市部の人に来てもらい、収穫したお米を使ってお酒を造り、販売したりTSURUYAで飲んでもらったり、いずれはゲストハウスもできて宿泊してもらって、そして大朝ファンが増えていけば…」堀田さんが描く大朝の未来はとても分かりやすく、そして魅力的だ。

里山を未来に残すヒント

 夏休みの終わり、中学生から80代のお年寄りまでが参加して開催された〝大朝100人会議〞では、〝20年後も大朝は、いまのままがいい〞というキーワードがあがった。そのためには担い手を育てること、荒れる田畑を守っていくこと、年齢にかかわらずもう一度大朝に向き合ってもらうことなど、たくさんのハードルがある。「日本が経済成長する中で希薄になった人と人との繋がりをもう一度取り戻す。近所の子供を叱る大人がいて、近所の人と助け合って、家族団らんでご飯を食べて、昔当たり前だったコミュニティを作ることが20年先の未来につながる。俺の親父やおじいさんたちがつないできたこの町に誇りを持っている。
 堀田さんの言葉に大きなヒントを頂いてインタビューは終了した。次は〝TSURUYA〞でカレーを食べて、わさまち通り商店街をぶらぶら歩きながらお話を聞かせてもらおう。

動き出した時計の針“わさまち通り商店街”
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取材したのは

  • 妹尾奏子(広島ノルディックウォーカー)
  • 十河雄貴(--)
  • 反岡和宏(--)
  • 前田智子(--)