ひろしゃま

自分らしい関わりは、動いて見つける。“さとやま”男子・反岡さんの流儀。

ひろしゃまVol.12-1

自分らしい関わりは、動いて見つける。“さとやま”男子・反岡さんの流儀。

お話をしていただいたのは

「“さとやま”には惹かれるけども、仕事として関わるまでは、ちょっと気が引ける。そんな自分がどう関わっていけるものか、正直わからない」といった悩みを持つ方がみなさんの周りにいないだろうか。その方には、ぜひ反岡さんのことをお伝えしてほしい。
「地域の役に立つプロジェクトを立ち上げたい」といったギラギラした感じはないのに、しっかりと“さとやま”に関わっているその姿は、きっとそうした方たちのヒントになるはずだ。

“さとやま”との出会い

反岡さんは、ある時は「ひろしま さとやま未来博2017」のさとやまフォトグラファー、またある時は「ひろしま『ひと・夢』未来塾」のメンターとして、広島県内を飛び回っている。
普段は広島市安佐南区で実家の金物屋を手伝う反岡さんだが、2年前までは首都圏の企業で会社員として働いていた。そんな反岡さんが広島へのUターンを決意するきっかけとなったのが、広島県が首都圏の若者を対象に開催していた「ひろしま里山ウェーブ拡大プロジェクト(以下、里山ウェーブ)※」への参加だった。
「参加するまではそれほど『広島』への関心は高くなかったと思います。でも、参加してみると、だんだん自分が知らなかった『広島』のことをもっと知りたいと思うようになったんです。」

※地域貢献に高い意欲を持つ首都圏の若者に、広島県の中山間地域の課題解決に関わってもらうプロジェクト

里山ウェーブで学んだ「自分ゴト」

里山ウェーブへの参加は、「何かひっかかるものがあった」という直感だった。その直感のとおり、参加して中山間地域の抱える課題を解決するプランを考える中で、今の反岡さんを形作る大切な流儀を学んだ。それは「自分ゴトとして考える」ことだ。
「その地域に、自分なら何ができるのか、どう関われるのか。そのことを考えると、自然と興味が湧き、気になることがいろいろと出てくるんです。」
そうなると、反岡さんは「知りたがり屋さん」になり、動き出す。地域のことを知りたくなるのだ。そして、必ず現地に足を運ぶ。自分の肌で直に感じないと、自分で納得して、自分自身や地域と向き合えないと言う。反岡さんの真摯さが垣間見える。

繰り返すことで、関係性を育む

反岡さんは、自分で考え、行動する。そして、それを繰り返すことも大切にしている。実際に、これまで一度も訪れたことがなかった大崎上島に、里山ウェーブで初訪問してからは、月に何度も片道2時間かけて通いつめている。今や「大崎上島PRサポーター」として町の公認を受けるほどだ。
「一人で会いに行くと、相手が自然体で話してくれるんです。それが嬉しいですね。また、現地で見聞きし体験したことが、後日、別の場所で出会った時などに共通の話題となり、関係性が自然にぐっと深まるんです。」
自分にとって無理のない関わりを続けること。その中で、関係性が深まっていき、外から入るだけの「よそ者」だったのが、いつの間にか興味を持った知り合いを外から連れて来る「橋渡し」役になり、少しずつ島を盛り上げている。

楽しみながら、少しずつ

こうした取組を続けられるモチベーションは、「元気な人を見ると元気になれる」というシンプルなものだ。「その地域のため」といった使命感ではなく、自分にとっての居心地のよい場所や人に出会うことが楽しいから続くのだという。
「『目的を持って』『計画的に』といった固く縛られた形ではなく、自分が楽しめるゆるい関わり方でいい。楽しみがないと続かないと思います。時間がかかることですし、一歩ずつでいいんですよ。」
反岡さんは、人前に出て目立ったりすることはないかもしれない。しかし、自分のやりたいことにしっかりと取り組みながら、人と人、人と地域をつなぐ、“さとやま”にとってなくてはならない人になりつつある。

自分らしい関わりは、動いて見つける。“さとやま”男子・反岡さんの流儀。
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取材したのは

  • 岡本泰志(--)
  • 広川藍子(洋服修繕)